月刊「サインズ・オブ・ザ・タイムス」誌は「今月のことば」を毎号掲載していますが、これは昭和31年からはじめましたので、最初は「至言」・それから「金のりんご」・「知恵の泉」となり現在の「今月のことば」に至っています。

時は移り、人は代わっても「名言」と称される言葉の価値は変わりません。むしろ今日のような激変の時代にこそ,その価値が一層輝くのでは無いでしょうか。

物の時代から心の時代へ、ということばが言われています。物への執着は「ことば」への関心を失わせます。今日の言葉の乱れは心の不在の証明かも知れません。心を豊かにしてくれる「ことば」に接して毎日を成熟への確かな歩みにして下さるようにと切に願います。

B6判 176ページ 定価1,700円 サインズ・オブ・ザ・タイムス編集部編