「足跡」

 

尊敬する先達のたどった生涯を
生きている人の足取りは確かで、
後の世を照らす光となる。

 

よく生きられた生涯は、たとえ短いものであっても、
人々の追憶の中に再びその生涯を生きるだろう。

福永武彦 (小説家・詩人 1919〜1979)

 

実に多くの職人達は、その名を留めずに、この世を去ってゆきます。
しかし彼らが親切に拵えた品物の中に、彼らがこの世に生きていた意味が宿ります。

柳宗悦(民芸研究家・宗教哲学者 1889〜1961)

 

ただ他者のために生き抜かれた生命だけが生命の名に値する。

アインシュタイン (1879〜1955)

 

 

福音社『サインズ・オブ・ザ・タイムズ』2001年3月号 今月の言葉より引用