会話

 

 日常の何げない会話が人と人とを繋ぐ
 いつも思いやりのある有益な言葉を選んで届けたいものだ

 

 

人間の理解というのは、
小さな会話のつみ重ねの中に生まれていくものなのではないだろうか。
どんな小さな会話だって、
やはりその人間の人格に咲いた花のようなものだ。
その言葉のひとつひとつは、その人格を表している筈で、
だからこそ、何げない会話の中で、
わたしたちはお互いのよさや新しさや、また、欠点も見いだしていけるわけだ。

 

三浦綾子(作家 1922〜1999『愛すること信じること』より)

 

 

友人の自由な会話は、いかなる慰めよりも私を喜ばす。

 

デイヴィッド・ヒューム(イギリスの哲学者・経済学者・歴史学者 1711〜1776)

 

 

賢者とテーブルに向かい合っての一対一の会話は、
十年間にわたる読書、勉強にまさる。

ヘンリー・ワーズワース・ロングフェロー(アメリカの詩人 1807〜1882)

 

 

 

福音社『サインズ・オブ・ザ・タイムズ』2010年5月号 今月の言葉より引用