JYANAKPUR RAILWAYはネパールの首都カトマンズから見て南東方向のタライ平原にあります。路線はインド国境に沿って敷設されており、カジュリの先で国境を跨ぎインド国内に入ります
。
沿線風景は広大な田んぼと部分的に残る熱帯樹林です。
JanakpurRailway RouteMap
JANAKPUR RAILWAYの路線はほぼネパール・インド国境に沿って敷設されています。路線は昔は1路線だったようですが、現在は運転上の都合から本線と支線に区分しています。JANAKPUR-JAINAGAR間(29キロ)が本線。JANAKPUR-BIJALPURA間(22キロ)が支線とされています。
鉄道のあるタライ平原はほとんど勾配のない地域ですので、路線はフラットな状態で敷設され、直線区間が多く、日本国内のナローゲージ鉄道によく見られた半径の小さなカーブはありません。JAINAGAR-KHAJURI間、PIPRADHI-LOHARPATTY間で緩やかなカーブで大きく方向を変えるだけです。
線路の状況はよくありません。枕木は老朽化し犬釘の緩み、レールの歪みなどが全線にわたってみられます。本線ではレールをある程度、重軌條化していますが、支線ではほとんど昔のままです。バラストは高価なためほとんど使用されていません。最近インド国鉄から譲り受けたスチルポット枕木に交換がすすめられていますが全線にわたって交換が済むのはまだまだ先の事になるようです。
Rail Condition
写真はスチルポッド枕木に交換の進む支線。まだ100メートルほどしか工事が進んでいない。腐ってしまう木の枕木(同地では木の枕木は非常に入手が困難になっている)に比べると耐久性はこちらが良く、また、狂いも少ないとのことだ。バラストも新たに敷き込まれているが、この上を列車が走ると振動があまり吸収されないのか物凄い音がする。
JANAKPUR-PIPRADHI間 2 Fev 2000
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