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BIJALPURA STATION

ジャナクプル鉄道の終点、ビジャルプラ駅は周りに何もない田んぼのまん中にある。レンガ造りの駅舎と倉庫、蒸気機関車運転時代の名残りの給水塔が駅施設としてあるだけだ。
同鉄道の各駅の中で唯一、ココナツの木が構内に植えてあるのが珍しいくらい。
3年前、訪れた際にはこの駅まで来ることが出来ず(水害で一部不通になっていた)途中で引き返した。そのためこの駅に蒸気機関車が取り残されているという噂は確認できなかった。
今回、訪ねてみると、蒸気機関車の姿はなく、駅事態も終着駅とは思えない貧相さに驚いてしまった。
おかしいなと思っていると、実はこの駅、昔はBHUTAHAという中間駅だったのである。
本来のBIJALPURA駅はここから先、3キロのところにあったのだそうだ。それが河川の氾濫により線路が流失。駅も廃止となって、この駅が終着とされたのである。今では旧駅名は忘れられ、この辺一帯もビジャルプラと呼ばれるようになったという。


1日上下1本ずつしか列車がこないため、昼間の駅は誰もいない。ここから東へ少し行くと村があり、バザールもあるとのことだったが、暑くて行くのはやめた。ジャナクプルからやってきた列車はここで一泊し翌朝ジャナクプルへと引き返していく。


草に埋もれた線路がここから先にレールが延びていたことを示している。今回はここまでしかこれなかったが、しかも夕刻で時間切れ、次回は、本当のビジャルプラ駅まで行ってみたいと思う。何も無いとの話だがもしかすると幻の取り残された蒸気機関車に会えるかもしれないのだ。


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