本線であるこの区間では1日3往復の運転が行われている。全列車、インドのジャイナガルへ乗り入れる国際列車である(外国人の通し乗車は出来ない)。列車編成はディーゼル機関車牽引の客車8両編成であるが、場合によっては貨車の併結が行われる。座席等級はファーストクラスとセカンドクラスの2種。運転本数が少ないため常時満席状態だが、朝夕の列車は特に混雑が激しい。また、ジャナクプル一帯で行われるチャットバルバ(ヒンドゥー教のお祭り)の際には巡礼者がインドからも多数来るためさらに混雑する。 1日1往復の運転だが、午前中にビジャルプラ発、午後にジャナクプル発とビジャルプラ方面からの乗客の便を考慮した運転となっており、ジャナクプルを起点とする旅行者が乗車するには非常に不便な運行となっている。列車はファーストクラスもあるというが、ほとんどモノクラス状態。本線より客車の状態は悪い。また、線路状況が悪く、走行速度も押さえられている。貨物列車は混合運転がたまにあるくらいで、ほとんど運転されていない。
乗車券は各駅の切符販売窓口で購入する。切符発売は概ね当該列車の発車1時間ほど前から始まる。(中間駅は近所に住んでいる駅員がやってきてから発売開始)ジャナクプル駅では窓口が1箇所しか開かない(二つ窓口はあるが)ので、混雑事には切符購入まで時間がかかる。また、窓口の表記は時刻表は全てネパール語、運賃表はネパール語と英文併記となっているが、ネパール語の数詞が読めない外国人にとっては出発時刻が分かりにくく、ちょっと不便だ。希望する区間をメモ用紙などに書いて窓口に差し出せば、間違い無く切符は買える。主要駅間の運賃は下記のとおり。 切符はカトマンズなどからの予約、購入は出来ない。切符の購入は各乗車駅での直接購入となる。プラットホームへ入る際、日本のような改札はない。ただし、乗車券は列車を降りる際に回収される場合があるので、目的地の駅を出るまで持っていた方がよい。無ければタダ乗りと見なされる(取り締まりは結構行われている)。なおプラットホームへの入場券は発行されていない(プラットホームへの出入りは自由)。
ジャナクプル鉄道では列車のチャーター運転も行っている。特に蒸気機関車牽引列車はチャーターのみの運転である。 |