哲ちゃん漫遊記
〜翔バナイカイ編 By Yokota
今回の翔バナイカイ遠征は斎藤氏は本業が多忙で参加できず、久保氏はご家族とご一緒に別働隊と言うことで、藤谷元老院と水間氏、横田と主人公哲ちゃんという珍しい顔ぶれでの遠征と相成りました。平成14年9月22日0900時藤谷歯科に集合、同歯科前の一通を平然と逆送して現れたのはYであった。「すぐそこに見えてるし、ちょっとだからいいかな〜と思って・・・」 出発までのしばしの間も哲ちゃんは探求に余念がありません。藤谷先生の業務用作業所兼模型製作室にて歯型の横に置いているミーティァや来年のテーマとなるRevellの1/32カーチスP-40Eフライングタイガーを厳しくチェックするのでありました。完成がとても楽しみです。
一行は水間氏のウ゛ィッツ夜戦(斜め銃搭載)で恒例の鳴門P.A.を経て一路芦屋へ。第24回を数える翔バナイカイの作品展は例年通りの盛況で各クラブの方々も多く、親交を深めておられました。「てなもんや三度笠」でお馴染みの白木みのる先生も例年楽しみにしておられるそうで、勝川会長の説明を熱心に聞いておられました。今回のテーマは銀幕の翼と題して、スクリーンに登場した機体をモデル化したもので「トラ!トラ!トラ!」をはじめ懐かしい映画で見慣れたT-6テキサン改造の各機を映画のごとく同機を改造して再現してあり思わずニヤリ。グランドフェニックスのファイアフライやクラシックエアフレームの松本(透)氏のSM-79など新製品も多くみられ精力的な制作意欲がひしひしと伝わってまいりました。昨今ブームの1/32も多くMe262などは現代風に仕上げられており、その技量の程が察せられます。石渡氏はまたまた渋めのグラマンダックなどという渋めのアイテムで観るものを楽しませて下さいました。ゲストコーナーも充実しておりレディーバード、橋本会長のサントスデュモンドモアゼルなどは流石の一言。目を引いたのは足立氏のマルサン1/50神風号や、こんなんあったんかいなと言う1/100の大戦前日本機群。これは貴重。我が元老院、藤谷先生などは狂喜乱舞。当会の展示会にも一度出品頂いた鷹野氏のサボイアS-55Xは何度みてもあのキットをよくぞここまでと言わせる出来栄え。その他河井氏のホワールウイド、Ju-88、伏屋氏のA-26(モノグラム2機、エアフィックス1機)や松本直人氏のMe-262ミステル等々数え上げればキリがありませんが、いつも乍ら見応えのある展示会でありました。
明石到着後高速が事故渋滞であったため我が隊は一般道を匍匐前進を余儀なくされたため目的地襲撃は1200時となり久保別働隊とは合流できたもののすぐさま離脱の已む無きに至ったのであります。前線を後に既定コースであるガネットさんへ向け一路東進したのでありますが、ここで緊急事態発生!−国道2号線から北へ折れる交差点が判らん!−翔バナイさんに頂いたチラシを手に喧喧囂囂「これが夙川やろう」「シェル(?)のスタンドのとこやぞ」「あ、あれはジョモや」「随分来たで。こんなに遠うかったか?」「ここ西宮やぞ」一度テキトーに北へ折れたのですがすぐ行き止まりのロータリーになってて元の2号線に戻ったのですが、その時の哲ちゃんの「引返してみようよ」の言葉をさえぎって「ワイはもっと東や思うんやけど・・・」「じゃ、そうしよか?」と。この一言からとんでもない事態が!いったいどうなってしまうのか〜!(ガチンコの言い方で)。亀の甲より年の功、藤谷先生が「その辺の人に聞いてみよやないか」とそそくさと車外へ。我々は随分と東に来ていたようであった。やっとのことでガネットさんへたどり着きチラシを見せて300円負けてもらい喜ぶ大の大人3人であった。6時には帰りたいと言うM氏を尻目に西山洋書と手芸屋の8Fのショップへ行くと駄々をこねる哲ちゃん。結局三宮を後にしたのは1900時を既に過ぎていたのであった。帰りの車中では「だからあの時ボクが言ったじゃない。なのに君が東だって言うから云々云々・・・」と「ほら始まった。これは1年位は言いつづけられるぞ。」「ボクはそんなに言わないよ。2〜3回位だよ。いや月1回位かな、いや月2〜3回位かな・・・」と言いつづける哲ちゃんであった。私たちはうしろでM氏の肩が震えているのとなんとなく髪の毛が逆立っているような気がするのと、彼の額のあたりでブチッ、ブチッと鈍い音がするのをとっても気にしつつ夜の高速を走り続けるのでありました。
P.S.破壊王哲ちゃんは今回もM氏の愛車のコンソールを破壊、かわいそうにM氏はガネットで模
型も見ずに一所懸命直していたのでありました。
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