展示会2日目の夜は毎年恒例の展示会反省会です。当会では1月に新年会があり、その年の計画を練っていますが、反省会は展示会の成功を祝し、また、さまざまな反省事項を検討し、翌年の展示会テーマを決定する重要な会であります。さらに遠来のお客様を接待する場でもあります。 毎年大いに盛り上がるのですが、今年は例年以上に盛り上がりました。何故かと言うとこれまで19年間、参加が全くなかった女性が初めて参加したからであります。会長、元老院F谷氏他、当会のおっさん連中は舞い上がりっ放しとなり、このことが後で大変な事態を招くのですが、そのことについては後述します。会は会長の挨拶から始まりました。この時点では会長はまだマトモです。しっかりしたまるで町内会の挨拶のような内容でした。続いて当会相談役・レディバードクラブ会員でもある上田大先生の御発声により乾杯。一気にビールを飲み干しますと後は無礼講です。 ゲストの方々の挨拶に続き、飲めや騒げやと大にぎわいとなっていきます。 わいわいと盛り上がっていく中、恒例の翌年展示会の航空機部門のテーマ決定に入ります。 来年は展示会が20回目を迎えることもあり、当会として恥ずかしくない、充実した内容の展示会にしたいということもあり、会場は最高に盛り上がりました。 (AFV班および艦船、自動車班はテーマは毎年、完成品となっています。当会の勢力は航空機が一番強く、また実力もあるためです) かつてはその年、一番多く作品を完成させた人に決定権があったのですが、近年は当会はぐっと民主的になり、全会員から翌年テーマを提案してもらい、それを一つずつ読み上げ、挙手が一番多かったものを次年度テーマに採用します。もちろん、反省会に参加したゲストの方々にも提案する権利があります。 今年、提案されたテーマは次の通りでした。 ヨーロッパの枢軸国(斎藤) 天文・気象を機種名にした飛行機(加藤飛曹長) バトルロワイヤル(久保) 好き勝手(上田) シルバーウイング(岡島) かってにシンドバット(藤谷) 競速機の世界(黒上) ハンガリーの機体(尾本) 飛行機屋の作るAFV(宮原) 練習機(宮地) 捕獲機(吉本&山田) 女性でも楽しめるようなとっても分かりやすい模型(ゲストの市原嬢) 北朝鮮の機体(豊田) 本土決戦(水間) ナイビジの機体(三好&前川) ステルス機(小出) 久保会員が提案したバトルロワイヤルは非常に面白いテーマでした。当会の展示会は3日間あるのですが、初日に展示会作品で気に入ったものに来場の方々に投票していただき、そこで半分をふるい落とし、2日めには半分からさらに投票してもらって、最終日に1点だけが生き残り、展示されるという凄まじいテーマでした。また「捕獲機」もAFV班も捕獲車輛が作れるからと強く推したのですが、ドイツものとフィンランドばかりになる可能性が大きいと、意外に票を集めることが出来ませんでした。ハンガリー機についてはあまりにもマイナーすぎ、上田氏ならびに藤谷副会長のテーマは展示会が無秩序状態になることが懸念されこれまた支持が得られませんでした。他にも各会員の好みにあったテーマが提案されましたが、投票の結果、ゲストの市原嬢の提案した「女性でも楽しめるようなとっても分かりやすい模型」が他のテーマが3〜8票しか獲得できなかった中、ダントツの13票を獲得し、次年度テーマとして採用されました。 決定の際には「やめてくれ〜」「おっさんら姉ちゃんが来たら舞い上がりやがって〜」悲鳴にもにた斎藤会員の絶叫が聞こえましたが。会場からは万来の拍手が鳴り響き、全会一致でテーマは決定しました。 テーマが決まるとさっそく、作品製作の計画で盛り上がるのですが、「どんな作品つくったらええんじゃ!」と飛行機班の面々は頭を抱えてしまい、酔っ払いのおっさんが勢いで決めてしまったテーマに当惑気味でありました・・・・・。 「むちゃくちゃになってもうたがな」 毎年の事ながら今年も、最後はわけのわからないまま無事、大仕事である次年度テーマを決定し反省会は終了したのです。 |