昨年、発売と同時に買ったEOS Kiss Digitalは今やプライベート写真撮影用のメインカメラになってしまった。驚きの低価格ながら撮影に必要な機能のほとんどが搭載され、画質も600万画素強と十分なものだ。プラスチック多用のいかにもチープな外観や操作性にちょっと?な部分や撮影画像に上位機種のようなコクがないなど細かく言えば不満な面もあるけれども、そんなことは二の次にバンバン使えるデジタルカメラである。

このカメラで一番気に入ってる点は小型軽量であること。山で使う機会の多い当方にとって軽量はなにより助かる部分だ。NikonD1やEOS1Dを使っているとその重さにウンザリするが、このカメラはとにかく軽い。その軽さをさらに軽くしたいと考えて、最近、シグマレンズを買った。
以前から保有しているキャノン純正のLレンズを最初は取り付けていたが、このカメラには大きすぎてバランスが悪く、おまけに重い。軽いレンズを探していて目についたのがシグマレンズだった。
28ー200ミリZoomと12ー24ミリZoomの2本を購入した。
性能的にどうかな?という不安はあったがお試し撮影したところでは、大伸ばしを考えなければ全く問題無しである。特に12−24ミリはキャノン純正にこの種のレンズがないから、広い絵を撮るには必需品となる。さらにレンズ価格は純正にくらべ三分の一である。
現在、KissDigitalとシグマレンズの組み合わせは山に旅行にとフル可動している。

「あんたの使い方では1年ももたんやろ」とカメラ、レンズともに耐久性が危惧されているが、今の所、大丈夫みたいだ。カメラは3回ほど落下させたためボディがギシギシいってはいるが、まだ動いている。


SIGMA12ー24mm Zommお試し撮影
いつもお試し撮影の際に協力してもらっているA嬢に今回もモデルをお願いした。超ワイドレンズであるため(KissDigitalでは12ミリが35ミリフルサイズの18ミリに相当)ポートレート向きではないのだが、そのひずみもまた面白かろうと使ってみた。周辺で像が流れる傾向があり、画質もシャープとは言い難いが、絞り込んで使えばそんなに気にならない。ズーム全域での最短撮影距離28センチはシグマレンズ伝統。すれすれまで近づけるためA嬢と何度かぶつかりそうになった


PHOTO-001
とにかく寄れるレンズ。ピン山が分りづらいのでやり過ぎると前玉が被写体にぶつかることがある。

PHOTO-001&002
色再現性はシアンにシフトするようだ。画質は開放ではあまい感じがするが絞り込むと十分な画質が得られ、ストロボを併用するとほとんどパンフォーカスで使える。

当ページの写真のコピーならびに転載は御遠慮ください
This page do not copy Eyes only

珍宝鏡頭メインに戻る