絶版ビデオマガジン オークションサイトを覗いていて、発作的に「VIDEO
MGAZINE Beppin」を13本まとめて買った。落札価格は古書店などで求めるよりはるかに安価だったし、売り主の保存状態も良くてお買得であった。これによって「VIDEO
MGAZINE Beppin」は20数本を保有する事になったと思うが、実際の所、昔、買ったものが我が家のあちこちに埋もれているはずであり、重複買いしたのではないかと一抹の不安も感じている。当方の青春時代である1970年代末から80年代中期にかけていわゆるグラビアアイドルを紹介するメディアが、雑誌、写真集からビデオへと媒体の選択肢を広げていった時代であった。 |
アイドル写真集値崩れか? 一時ほどのプレミア価格が消え(一部にはまだとんでもない値段のものがあるものの)アイドル写真集の古書価格がこなれてきた。特にリサイクル書店ではだぶつき気味のアイドル写真集を処分するためか200円台で並んでいるのも目にする。当方にとっては持っていなかった写真集を入手するための出費が押さえられてありがたい限りであるが、まあいいかとこれまで思っていた写真集まで買ってしまい、我が家の書架に廉価で入手した写真集であふれる結果となっている。 |
百均文庫 ここ3日ほどで文庫本を20册買ってしまった。といっても出費は2000円弱だから夕食代程度のものだ(最近、心踊るディナーがないな。嫁と行ってもつまらんし・・・)。 |
欲求不満 出張などで他の土地へ出かけると空いた時間を利用して古書店を巡るのを楽しみにしている。初めて訪ねる古書店には意外な掘り出しものがあったりして楽しいものなのだ。先月末、静岡へ出向く機会があって何軒か行こうと思っていた古書店を訪ねようとしたのだが、仕事が忙しくて結局、行く暇なく終わってしまった。 |
文庫探索に出かける 買ってきた古い文庫の巻末の刊行案内目録を見ていて気になった文庫を探しに出かけた。もちろん百円均一コーナーで掘り出すことを目標としている。 |
たまには新刊本を 古書店ばかり巡っていてはいけないと思い、普通の書店に出向いた。徳島の書店は雑誌、マンガが主体でまともな書店というのはない。まあマシかといえるのは紀◯国屋と◯◯屋くらい。雑誌は必要なものは会社近所の小さな書店から定期講読でまとめて買っているので、大きな書店に行っても雑誌コーナーはさっと眺めるだけで単行本、文庫本コーナーを探索するのが常である。 |
戦果良好の1日 山行きが悪天候のため中止となったので時間潰しに高松市内のリサイクル書店数店を訪ねた。最近のリサイクル書店は店によって商品の回転が良いところと悪いところが出てきているみたいで、徳島県内のお店は特にそんな感じがする。暇を見て回ってもつまらない事が多く、山を越えてお隣の香川県の方へ足を運ぶ方がまだマシみたいだ。 |
いい本がでない 最近、リサイクル書店巡りにいっても、これはお買得だという本に出会えなくなった。 |
労多く戦果少なし・・・・ 松山方面へ出向く機会を得たのでついでに松山周辺の古書店巡りを企てた。リサイクル店を中心に一度は行ってみてかった雑誌専門の古書店を訪ねた。その数10件ほど。しかし戦果はほとんどなく、当方の欲しかった雑誌のバックナンバーは皆無状態。1990年代初頭の雑誌はいよいよ枯渇した模様である。めぼしい書籍もほとんど見当たらず、結局買ったのは大陸書房(かの村西とおるが設立した写真集ならびにイメージビデオ専門のブランド)版の「かとうれいこ写真集」(600円なり)のみであった。(乙葉のDVDが安かったので衝動買いしたがこれはペケだった)。時間がかかった割には戦果がなく、大量に見つけるつもりが、なんにもならなくてちょっとがっくりきた。 |
古い図解本は面白い 高松市内で立ち寄った古書店で「図解 望遠鏡と写真機の作り方(理学士 本田理一郎著 東京育成書院刊)」を入手した。奥付を見ると昭和7年初版とあり、当方が入手したのは昭和13年発行の第6版。当時の価格は定価60銭であるが、古書店でのの売価は300円だった。体裁は文庫本サイズで紙質が悪く、かなりくたびれている。 またしてもアイドル本の話題。100円均一コーナーで「南野陽子・月夜のくしゃみ」を発見。べつにこの本が珍しい訳ではないが、オマケのポストカードが挟み込まれていたため購入した。こういったアイドル本のおまけは大概、無くなっている事が多いのである。今回入手したものは綺麗な状態であり、100円という価格からみればお買得であった。 |
たまにびっくりする事もある! 角松かのりコレクションを充実させるために古書店の雑誌コーナーを漁っているが、一般雑誌はともかく、グラビアアイドル系雑誌をタイトル毎にきちんと分けてくれている店は専門店はともかく、一般の古書店では少ない。雑多にコンテナに差し込まれているのが普通で、掘り出すには時間と労力が必要となる。 |
掘り出し物発見&角松かのりコレクションその後 当方の古書巡回コースになっている徳島市内の古書店に立ち寄った。いつもは高価な文芸初版本や資料集などが並ぶことから、当方には縁遠いものと素通りするショーケースを何気なく覗いてドキッとした。 |
全集の欠を埋める 全集ものは揃いでないと買えないもの以外は必要な巻だけ買うことにしている。 |
久々の散財 久しぶりに懇意にしている徳島市内の古書店を訪ねて散財してしまった。 こういうところは滅多に品が動かないが、ときおり新たな品が入ることもあって、日を空けず訪ねるのが掘り出し物などを入手するためには必要である。ところが多忙なことと資金が潤沢でないこともあって2ヶ月ほど足を運んでいなかったのである。 店に入ってすぐ昭和30年代の徳島県地図と徳島市街図数種をまず手にした。当時と今では相当、道路なども変わっており、当時の景観写真などを調べるのに必要なためである。また、今は廃鉱になっている鉱山などの位置を知るためにも重要な資料となる。1部300円ということもあって5種ほど入手した。郷土書のコーナーでは伝説、民話関係の町村単位で出している書籍、冊子を3册ほど見つけたが、意外と安い値にびっくり。店によってはとんでもない値が付いていたりするので儲けものであった。 文学書の棚では昭和初期に改造社が出していた現代日本文学全集のバラを発見。そろいだと50册を越える大全集で、古書価格もそれなりのお値段になるのだがバラのため1册1000円と安価。5册ほどのバラ本の中から第1巻・明治開化期文学集を購入。これにはヴェルヌの「八十日間世界一周」の本邦初訳が所収されている。「八十日間世界一周」の初訳は復刻版も出ているが、発行当時の雰囲気を楽しむには良いけれども作品を読むだけなら現代日本文学全集で十分だ。完全訳のある今から見れば文章は簡略化された抄訳にすぎないが、味わい深い明治期の文章を堪能できる。また、巻末の著者紹介は秀逸でこれだけでも価値がある。 旧徳島県庁庁舎の竣工記念絵葉書を雑多な絵葉書の山の中から見つけて入手した。完成に間に合すため工事中に撮影した写真を絵葉書にしたものらしく、竣工記念といいながら工事中の前庭などが写っている。今ではヨットハーバーと化した中州港も当時は貨物船や客船でいっぱいである。これは少々高かったが、入手しておかないと、すぐ無くなってしまう(絵葉書収集家はけっこう存在する)ので財布が苦しくなるが購入した。 いつもなら1册は入手する写真集はいい出物がなかったので今回はパス。一時EichiMookを1から全部そろえてやろうかなどと考えたが初期の頃のものが高騰してしまって手が出なくなってしまった。ちなみにNo.1は最近Vシネマなどで復活した牧本千幸である。数年前までは良くみかけたが今ではまず見つからない。ビデオも1万円近い値に跳ね上がっているそうである。 辞書コーナーで隠語辞典なるものを見つけ、内容も良かったので迷ったが、これも予算の関係でパス。他にも欲しい本(初期のポルノ映画全集など)が散見されたが調子に乗るとろくなことが事がないので「宝くじが当たったらまた来る」と言って店を出た。 |
リサイクル書店にて ここ数年の間に徳島県でもリサイクル書店が次々とオープンしている。 これまでの古書店と違うところは、出版されて古くても30年前ぐらいの前からの書籍とマンガを中心としているところだ。 買い取った本はクリーニングし滅菌されたうえで書架に並んでいる。表紙が若干くたびれている程度の本ばかりで、店内の照明も明るく、見た目は一般の新刊店とほとんど変わらない。これまでの古書店のイメージとは違う(店も古書店ではなくリサイクル書店であると強調している)店だが、私のような本好きにはたまらないポイントになっているようだ。 店によって違うが、価格が均一(定価の半額もしくは100〜300円の均一料金)なのが一番ありがたい。 古書店では本の値うち(初版、稀覯本、資料価値が高いなど)を店主が値踏みし、それによって価格が決まっているが、リサイクル書店においては、書籍は書籍、マンガはマンガと、その本の値うちいかんにかかわらず、同じ価格となっている。 ということは、本によっては古書店で購入するより遥かに安い価格で購入することが可能な訳だ。思わぬ掘り出し物を見つけるチャンスがある。さらに、商品の回転効率を良くするために書架に並んである一定期間を過ぎるとどんどん値段は下げられていく、売れない本は100円均一になる。 当方、このところ県内にあるリサイクル書店を月に数回パトロールするのが習慣になってしまった。県外に出ても、見かけるとつい入ってしまう。価格が安いためついこれまで買わなかったような本まで買ってしまうのが難点だが、欲しかった本を格安で入手できるのはありがたいものだ。 あるリサイクル書店で一見して「こいつはただ者ではない」雰囲気の客がいた。 リサイクル書店では普通の本好きあるいは新刊を買うより安く本を買う程度の客の姿が多いのだが、その客は一目で「こいつはプロ」という臭いがした。 書架を見る目つきが普通の人は全く違う。その眼差しは狩人の目だ。歩きながら背表紙を見ていくスピードが異様に速いのだ。時おり立ち止まるとすっと本を取り出し、裏表紙を開き軽くうなずき、手にしたカゴに本を滑り込ませる。 当方はさりげなくその客を観察していたが、書架の一列目を見終わる頃には、その客のカゴは本で一杯になっていた。たまたま床においたカゴの中を見ると、ジャンルはバラバラ、しかし、当方が見てもなかなか渋い本が入っている。 後日、懇意にしている古書店の親父にこの話をした。 「そりゃ、プロやな。おそらくそこで集めた本をうちのような古書店におろして回る連中やろ」と親父。「大きい声では言えんけどリサイクル書店は一般古書店の卸屋のように今はなってる」とも続けた「リサイクル書店では本の値うちは無視しとるだろ。どんなに良い本でも均一価格。例えば300円で買って500円で転売すりゃ200円の儲けになるだろ。それが古書店に並ぶと2000円位になるわけよ。全部が全部って訳じゃないけど、けっこう美味しい部分があるな」 なるほどと思い、「僕でもできるやろか?」と聞いてみた。 「やめとき」ニヤリと笑いながら親父。よくよく聞くとそう美味しい面ばかりではないようだ。相当、本のこと(特に古書業界での本の取り引き価格)を知っていないとペイしないようだ。 古書には定価は存在せず、そのときの相場で成り立っているから、古書店がどのような本を欲しがっているか、客が何を求めているかを、その時々で判断しなければならないから、素人が手を出すと痛い目にあうのが落ちなのである。 少し前、タレント写真集のブームがあったが、ある大学生が投資目的で各地の古書店で値うちのありそうな写真集を買い漁ったそうだ。ところが古書店での売価のみだけで判断し、買ったため、買い取り価格が売価の何割か(恐ろしく安いのですね)まで計算していなかったらしい。おまけに発行部数であるとか、タレントの知名度を無視したものだから、結果として大損をこいたらしい。 話が脱線してしまったが、リサイクル書店と従来の古書店の間にはこんな関係もあるのである。 |
古書店巡りの楽しみ 古書店巡りは楽しい 古書店に出入りし始めたのは大学生の頃からである。 それまでは、新刊書しか買わなかったのだが、すでに絶版になっていた書籍を探すために古書店に行った。それまでにも、古書店に入ったことはあったが、他人の手垢がついた書籍になじめず、そこで購入することはなかった。 我が家の方針、何を買うにしても中古は絶対買わないという家風が影響していたのかもしれない。今、思うと勉強不足であったと思うし、迂闊だった。 必要な本を探すため、何軒もの古書店を巡った。必要な本は割と簡単に見つかったが、それ以上に、なんて楽しい場所だと感じた。 ぎっしりと古い書籍が詰め込まれた本棚と平積みされた膨大な量の本に圧倒されたし、背表紙を眺めていくと、新刊書店ではまず見ることの出来ない書籍がずらりと並んでいた。 この最初の古書店巡りが現在に至る古書購入履歴のスタートとなる。今でも鮮明に憶えている。古い鉄道雑誌を抱えきれないほどカウンターに運んだこと、その値段が新刊一冊分に満たなかったこと。一冊の新刊を買う金で倍、あるいは何倍もの本が入手できる喜びは、それまでの私の書籍購入の概念をがらりと変えた。 本格的に利用し始めたのは社会人になってからだ。 どうしても古い書籍が資料として必要となったし、新刊書も買うには買うが、それ以上に古書店への投資が増えた。 私の必要とする書籍は主として歴史関連、特に交通史に関するものである。良書は概ね発行部数も少なく、チャンスを逃すとなかなか新刊書では入手できない。また過去に発行された関係書籍はすでに絶版ばかりで、入手には古書店から発掘するしかない。 図書館を利用すれば良いのではないか? そういう考え方もあるが、図書館の欠点は手元にずっと置いておけない(当たり前だが)こと。必要な書籍が貸し出し中であったりすると、いつ返ってくるのか、その数日を悶々として過ごさねばならない。その我慢がいやなのだ。また、全ての関連書籍が図書館にそろっている訳ではなく、いざ必要な時に出かけるのが億劫(我が家からまともな唯一の図書館、徳島県立図書館まで35キロもある)なこともある。必要な書籍は手元にないと駄目だ。そうなるとせっせと古書店から収集するしかないのである。 |