PART4

今年の合同展のトレンドは巨大作品であった。タミヤから1/16のタイガーが登場し、ある程度タイガーの群れが登場してくるだろうと思ってはいたが、戦車にいうにおよばず飛行機にしても1/32の飛行機が数多く目につき、嘉瀬氏の巨大ジオラマに至ってはその迫力と完成度の高さで完全に周囲の作品を呑んでしまっていた。
「こんなところでは大きいないと受けんのぅ〜」
「飛行機は展示会用に1/48が主流だったけんど、ここでは小さすぎて歯がたたんわ」
会場をひと回りしてきた部隊員の報告である。
じっくりみれば小さな作品にも素晴らしいものがたくさんあるのだが、どうしても大きな作品はそれだけで迫力がある。存在感がまるで違うのである。
また、動く模型も昨年あたりからおおはやりだ。今回、当部隊とも懇意にしているEWのかのーさんが持込んだタンクトランスポーターは大迫力で、精密な仕上げの重トレーラーがエンジン音とともに動く姿は圧巻であった。
「来年はでかいのをもちこまんとな」受けをねらうことを第一義に考える当部隊では、早くも来年にむけての作戦を練った。それがどういう結果になるのかは来年のお楽しみである。



「おっ!ひさしぶりやないか!おまはん総統になったらしいな?丁稚がえらい出世したやないかい」大阪を拠点に活動している気狂家のブースの前で松永総統を捕まえた当会会長のいきなりの言葉。「勘弁したってください」松永総統はたじたじであったが、彼の丁稚歴は本物という話がある。大阪のボンである彼は本当に東京へ丁稚に出されていたらしい。当会との関わりは古く、関西AFVの会から当会展示会まで、いつもアホーなことを言い合っている仲だ。(←ごめんな松永君。うちらは君が総統になってうれしいんやで、ええ男やと思うとるんやで・・・・・。)当会会長は会場を回ってはいろんなブースで交流を深めている。あの誰にも好かれるキャラクターは当部隊の自慢である。会長がいなければTMCがここまでやってこれたか、静岡で古参クラブとして認知されることはなかったであろうと思う。身内ながらすごいと感じている。

なんだかんだと賑やかに過ごすうちに、静岡ホビーショー合同展示会も閉幕の時間が近付いてきた(いきなりレポートが終わりそうですな?いいえ、まだありまっせ)
初日の懇親会とか別部隊との交流については他の部隊員がレポートを書くと思われるので、ここでは省略する。
さすがに2日間会場にいると疲れてくる。しかも会場内は熱気がこもりマジで暑い(鹿児島から来られたみかののダンナ様が暑いというくらいだから相当暑かった)汗が吹き出してくるが、我慢であった。
閉会30分前になると、店じまいを始めるブースも見られ、当部隊も少しずつ撤収準備を始めた。見ていただいている方には申し訳ないが、閉会後の混乱を考え(5時に照明を落としてしまうということもある)片付けられるところは片付けておかないと、撤収に手間取ることになる。
当部隊は16時20分には全ての片づけを終え、懇意にしていただいている方々にも挨拶をすまし会場を後にした。毎年、静岡を訪れていると荷物の梱包も素早くなり、今年はどの会員もあまりキットを買わなかったため、驚くほど撤収は早かったのであった。

PART5に続く

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