徳模連隊1番機の悲劇
報告・水間一等飛行兵


強制着陸ヲ命ゼラレル1番機
=神戸防空飛行隊明石分遣隊撮影
ハンドルを握ると性格の変わる水間一飛兵であります。
毎年、会報ネタの事件が起こるTMC一行ですが96年に続く警察ざたをまさか自分が引き起こすとは思いもしませんでした。

養老SAでの夕食後ハンドルを握った私はハイエース3000ディーゼルターボが非常によく走るので、快調に120−140kmでとばしておりました。大事な作品、6名の同乗者を乗せているため、進路変 更等気を使って運転したつもりですが、もし怖かった方がいらしたら申し訳ありませんでした。

久保氏の的確なナビにより渋滞を避けられたため、一気に徳島に向かうことにし「この調子やったら日付が変わるまでには着くなー」といいながら右足に力を込めていきました。明石大橋手前のトンネルの中で赤色灯を消したパトカーに左側からぶち抜かれたので「あんなことしてええんかー」と話ながら後をつけていき、橋の上でパトカーその他車両のスピードが落ちたため、制限100だろうから120前なら大丈夫だろうと先行車を120kmで抜いたとたん、赤色灯とサイレンが回りスピーカーからなんやらいってたのでパトカーに従って左に寄せて止めました。

警官が降りてきて「パトカーの目の前で大胆な事をやってたけどパトカーいるの知らなかったのか?」と聞かれたので「トンネルの中で左側から抜いていった時から知ってます。あんなことしてええんですか?」と逆につっこんでやりました。するとそれには無視して「ここの制限速度は何キロか知っているのか?」ときたので、「100でしょ」というと人差し指を右方向にあげました。するとそこには80kmの標識が・・・

この時点で目の前がまっしろになりまして、警官のいいなりでパトカーの後部座席に連れ込まれました。ふと前方の測定機器の表示を見ると、108kmとあり、よっしゃこれやったら青キップで助かると思い、気をとりなおして、急いでいた理由(明日朝早くより仕事があるとか、高知へ帰らなければならない人も乗っているとか)を説明し「けどパトカーがランプもつけずに左側から抜いたらあかんのんちゃうん?それと橋の上での測定方法もちょっとおかしいわー」とつめよりました。すると一応の説明があり、パトカーは一般車両とちがい、除外規定がありどうのこうのといっておりましたが、どうも歯切れが悪く、運転していた警官は前をむいたまま苦笑いをしておりました。

私も言いたいことをいったので、もうええわと思い、言われるまま免許証を出し(虫が知らせたのか?今回は持ってきていた)ました。すると「徳島まで帰るんか。今回は厳重注意ということにしておきます。標識をよく見てスピードを控えめにして帰ってください」とのことで、キョトンとしてしまいました。なんで助かったのかはっきり分からないのですがとにかく助かった。ということで「ありがとうございます以後気をつけます。深夜のご勤務おつかれさまです」といってスタコラとハイエースに帰りました。みなさん心配顔で待ってられたのですが「セーフ」というと驚いていました。

その後は慎重に運転したつもりですがいつのまにか120kmはでておりました・・・今回は会報(ホームページ?)ネタを提供してしまったなーと思っていたら2号車がガス欠寸前じゃとの連絡があり、TMCはネタがつきんなーと感心した次第であります。来年は走らん方の車を運転します。

今回の一件をハイエースのせいにしてしまう水間一飛兵でした。以上。

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