大いに賑わうメイン会場とは別に小会議室(昔はここがメイン会場だった)では数年前からチャリティバザーが開催されている。モデラーの不要キットを格安で提供するこのバザー、あっと驚く絶版品などの掘り出し物(最近は少なくなりましたが)や定価の半値以下でキットを入手することが出来、近年ではこのバザーだけを目当てにやってくる人もいるようだ。当部隊でも毎年出店しているが、今年は水間一等飛行兵の不用品が主力商品であった。他の部隊ではここでの収入が静岡での滞在費になるという恐ろしい話も聞いたが、当部隊では純粋に担当隊員の小遣い稼ぎである。当部隊のバザー商品は「売れますかねぇ〜」との水間隊員の懸念とは裏腹に開店初日でほぼ完売したが、彼の欲しかった1/32の飛行機キットは他店にあまり並ばず(あっても非常に高価だったようだ)、結局入手できなかったそうである。←心配せんでも阿波勉強堂の在庫がありまんがな!水間君。
あちこちでモデラーの輪ができ、模型談議の花が咲く中、当部隊の隊員もあちこちに出没し親交を温めたようである。このルポを記述しているY-asahiも一段楽したところで、他部隊のブースを訪ね歩いてみた。あちこちに顔見知りがおり、挨拶回りといったところである。当方が他のブースへいっている間にも様々な人が当ブースを訪ねてきたようで、中には失礼してしまった方もいた。この場を借りておわびしておきたい。なにしろ参加クラブが増え、集まる人数もこれだけの規模になると、どこに誰がいるのやらさっぱり分からないというのが実情である。
取りあえず当HPを開設してからWeb上では知りあった方のブースを訪ね、またリンクさせて頂いているクラブの管理人さんへ挨拶をおこなった。当方が予想していたとおりの方もいれば、若い人と思っていたのが、意外とお年をめしていたりと....。Web上だけではなかなか分からないものである。
会場をウロウロして当部隊のブースに帰り着くと「吉本はん!どこ行っとったん?お客さんが来てな、あんたの汽車、何ゲージかってきかれたわ。わしやはそんなん分からんけん1/35っていうたら怪訝な顔しとったで」と斎藤飛曹長。
「ゲージ?鉄道模型ってか?これはAFVじゃ。鉄道模型と違う・・・・・」
「そんなん言われても、わしや素人やけんな、念のため取りあえずゲージ教えといてくれ」
「だから、これは鉄道模型じゃないんですわ。ま、ゲージで言うとOゲージ相当。じゃまくさいからそう言うといて」
またしても当方の作品は鉄道模型と間違えられてしまった。最近、鉄道絡みの作品ばかり作ってるのである意味しかたないけどねえ〜。
しかし、いろいろな人が来るものである。店番していると質問攻めになるのもしばしばだ。AFVならどうにか受け答えできるが、飛行気になると全くわからない。さらに外人さんなんかが来て「この飛行機の資料はどこで入手したのか?どこのキットだ?」などと聞かれても。当方のせこい英語ではどうにもならない。真剣に英会話教室へいこうか?などと思ってしまった・・・・。
毎年のことながら、必見のブースというものがある。AFVに限っていうと「ロックウェーブ」ブースは絶対見ておかねばならない。模型誌の名だたるライター諸氏が中心となって出来たクラブだけにその技量は抜きん出ている。今回も素晴らしい作品を見せていただいたが、メンバーの方々とゆっくりお話できなかった。どうも規模が大きくなるにつれじっくり話をする機会が少なくなっているように思うのは当方だけだろうか?
しかし、RWさんのところの作品には見習うべきところが多い。いつもながらの実感である。
PART4へ続く
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