スクラッチもここまでくれば一安心。よくぞここまで飽きもせず作ったと自分をほめてやる。資料不足からくる作り込みが出来なかった部分に不満は残るが、キリが無くなるのでこの辺で終了としたい。塗装前の真っ白状態をお楽しみ下さい。 いよいよ塗装にかかるが、いつもここで頭が痛くなる。当方塗装は苦手で、しかも、頑丈に見えて繊細なスクラッチ作品は部品破損、欠落のおそれがあるためウォッシング、ドライブラシなど通常行う一連の塗装手順があまり派手に出来ないのであります。 今回、当方が行った塗装手順は次のとおり。 1 下地塗装 パート毎に仕上がった部分はサフェーサーを塗ってあるので下地にフラットブラックにフラットレッドを加えた赤黒い色で下地塗装を行った。鉄の黒は赤を入れるとそれらしくなると当会の斉藤会員に以前、蒸気機関車を製作した際に教えてもらったが、これがとても良いのです。エアブラシで吹いていきますが、角度を変えながら塗残しのないようにきっちり吹いておきます。 2 車体色 ソ連戦車はダークグリーンというのが一般的ですが、当方が常用しているタミヤアクリルのダークグリーンは暗すぎる感じがするため使用せず、ディープグリーンをエアブラシで影を残しながら吹き、全体を塗った後、明るめに調色し直したディープグリーンを軽く吹いています。車体色は2回塗りで終了。キャビン内部はディープグリーンらしいので車体と同じにしています。ただしメーターパネルは白色であることが写真から判明しているのでそれに合わせます。 3 ウオッシング&ドライブラシ 油絵の具のバーントシェンナとタミヤエナメルのフラットブラックをペトロールで薄め、全体に塗布してトーンを整えています。完全乾燥後エナメルのオリーブグリーンを基調に数種の明るいグリーンで軽くドライブラシしました。キャタピラは下地色で塗った後、フラットアルミでドライブラシ、グンゼの錆カラーをアクリル溶剤で薄めた物を流し込んであります。フラットクリアは失敗すると曇りが出たり、中途半端なツヤになる場合があるので当方は行っていません。 *塗装完了の模様はPART8で紹介予定です。 |
左サイド Left Side
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右サイド Right Side
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前面 Front View 牽引ロープを一重にしたのは失敗。実写では二重に巻かれている。 |
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後面 Rear View 後ろはこれでほぼOKであろうと思う。砲基部の下側は?のまま。 |
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上面 Top View ちょっと歪んで見えるがこれはレンズの所為です。 |