諸事情により中断していたアフガニスタンT55の製作に復帰した。フィギュアは民間人の女性を作り、その後、追加できずにいたが、いよいよ戦車に乗った北部同盟軍の兵士作りに着手。 |
公開されている写真ではそれこそ「T55の上にどれだけの人が乗れますか?」状態であるが、当方の技術力と根性ではあれだけのフィギュアを作ることが出来ず、また、それぞれに個性を待たせるとなると大変なので車上には7体のフィギュアを乗せることにした。 最近はやり?のエポパテでのフィギュア完全自作も考えたが、それよりも簡単な既存フィギュアからの改造を今回は試みた。ベースとなるフィギュアであるが座りポーズが多いのでタミヤの「ドイツ戦車兵小休止セット」「武装親衛隊セット」「ソビエト戦車兵セット」から座りポーズのフィギュアをチョイス。車長はタミヤのT72に付属のものを使用している。ヘッドは持ち合わせのホーネットのスペアヘッド「欧米人」にエポパテでヒゲを追加。アフガンの人は目鼻立ちのはっきりした人が多いので、このヘッドの改造で十分OKである。ターバンを巻くとそれらしくなる。 まずフィギュアを胴体と足の部分のみ組み、全体のモールドをモーターツールで削り落とした。腕はジャンクパーツの中から使えそうなものを選んで関節部分を切り貼りし、接合部には自由に曲げられるように0.5ミリの銅線を埋め込んで車体にフィットするようにした。このモールドを削り落とし、腕を動くようにしたフィギュアを芯にして速硬化タイプのエポパテで服を作っていった。 |
服装はバラバラなので割と形を気にせずできるが、民族衣装は布のからみ方などに結構気を使った。薄く伸ばしたエポパテを服の形(服を作る時の型紙のようにして)に切り、胴体に巻き付けていく。しわはある程度硬化したところでスパチュラ、ようじ、針などで付けるが、この速硬化タイプのエポパテ、粘度が結構あり、すぐ絡み付いてくる。水をつけながら作業すると楽だが、細かな部分がはがれたりして、この辺はもう少し作業方法を考えないといけない。 服はフィギュアによって上着から、ズボンからと1日1箇所ずつ作っていく。何故かと言うと速硬化タイプと言えども硬化し形が安定するまで2〜3時間かかるからである。せっかくモールドを入れたのに手で触ってしまいアウトというケースが何回かあったため。パート毎に作っていく方法に途中から変更した。おおまかにモールドを入れ終わると丸一日放置して完全硬化をさせ。デザインナイフで細かな削り込みを行う。写真のフィギュアは修正、削り込み途中の物で、これから溶かしパテで全体の細かなヒケを埋め、サフェサーを塗った後、細かな修正を行う予定。
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