PART4

車体色の塗装も終わり、窓ガラスも入って、ようやく実車の雰囲気が出てきました。いつものAFVのスクラッチと違って塗装とパーツの製作が同時進行形なので真っ白状態で全体を見ることができないのがちょっと残念です。


窓枠の製作
窓枠は今回、実車と同じ窓の構成としたので内側、外側のパーツを側面用10組、フロント用6組、ドアと袋窓用の4組を0.3ミリプラ板から切り出して作りました。透明プラ板をこの枠で挟んで作った窓を車体に埋め込んでいきます。小さなスケールなら帯状に切った透明プラ板を裏から貼るだけという手も使えますが、1/35では手抜きをしたように見えるため、手間はかかりますが、今回のやり方を採用しました。


サボ(方向札)およびランプカバーの製作
サボ(方向札)は0.3ミリプラ板で作っています。サボ受けフックは実車が古いタイプなのでエバーグリーンのロッドを曲げたもので作っています。車体に穴を明け忘れたため、本来なら真鍮線にするところをプラロッドとしています。写真を撮り忘れましたが、屋根に並ぶ照明ランプカバーは円筒状ですのでアルミパイプを輪切りにしてプラ板で蓋をして再現しました。


連結器の製作
連結器は同じ自動連結器でも複数の形式があります。今回作ったキハ1用の連結器の形式は不明で、連結器の資料を引っ張り出すのも面倒なので写真から形を見て、プラ板の積層を削って、それらしく作りました。片ツメの簡易型にも見えますが、あまり見かけない形の連結器です。キハ1は基本的に単行運転だったので連結器を使用することはあまりなかったと思われます。

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